本気で定期テストで成功したい中高生のための勉強法5選

本気で定期テストで成功したい中高生のための勉強法5選

今回は「本気で定期テストで成功したい中高生のための勉強法5選」
というテーマで、中高生の方とその保護者の方を想定して書いていきたいと思います。

9月も後半になり、3学期制の多くの学校では
2学期中間テストまで1か月を切ったという時期となりました。

「1学期は正直失敗した…でも今回からは本当に頑張りたい!」

「前回はうまくいったけど、これからも上位をキープしたい!」

などなど、次回テストに懸ける想いがそれぞれあるでしょう。

私もこれまで多くの中高生の学習指導に携わってきましたが、

実は
「テストで良い点取れたことが難関校合格のきっかけだった」
という方は意外と多いのです。
※この事例は後程述べます。

定期テストをただの”学校内テスト”と侮るべからず。
しっかりと戦略を持って取り組めば
定期テストだけではなく、その後の受験勉強にも生かすことが出来ます。
この点については世の中にある情報も一通り調べてみましたが、
基本的なことや「定期テストのため」という一時しのぎの対策が多く目立ち、
本当に今後につながる勉強法ではないと感じました。

その代わり、もちろん本気で頑張る決意をしなければなりません。なので私も
「今後の閲覧数を増やすためにハードル下げて書こう」
「もっと一般受けする内容にしよう」
などと甘い考えでは書きません。

実際に指導してきた内容をそのまま書いていきますので、
本気で頑張りたい方はぜひ最後までお付き合いください。

定期テストを制して受験も制した事例

5選に入る前に、まずテスト勉強への本気度を高めていただくために、私が定期テスト指導に本腰を入れるきっかけになった事例をお伝えします。

私が塾講師をしていた時に担当した高校2年生の男の子(陸上部)です。

学年で5,6人くらいが毎年東大に入るような、
地元では優秀な高校に通っていましたが、
学校内でも激しめの部活に入っていた彼は、
帰宅が19時頃になることもしばしば。

なかなか勉強時間の確保が難しく、
定期テストの平均順位はいつも真ん中くらいでした。
そんな彼が突然、定期テストで上位25%に入ったのです。

「今回すごいね!何か勉強変えたの?」と彼に聞いたところ、

「部活の先輩に言われて、●●(以下記載)するようにしたんです。
 そしたらうまくいきました」

とのこと。その後も彼はその勉強法を継続し、学年上位を取り続けましたが、
ある時変化が生まれてきました。
それは、大学受験向けの模試の成績も伸びてきたのです。
高3秋まで部活が続いたため、受験勉強まで手が回っていない状態でしたが、
みるみる模試の成績が伸びていき、
最終的に第一志望だった東京大学に合格することが出来ました。

きっかけは完全に学校の定期テストです。
そしてそのやり方を一般化し、他の生徒指導にも生かしたところ、
同様に定期テストだけではなく、模試成績の向上も見られました。
ただの学校のテスト、と思って切り捨てる方もいますが、
私はこちらのやり方の方が正々堂々と正面突破しているようで好きです。

というわけで、そのノウハウを以下記載します。

本気で定期テストで成功したい中高生のための勉強法5選

①スケジュールを立てる
(テスト1週間前にはテスト勉強終了)

まず最初に行うべきは「テスト勉強のスケジュールを立てること」です。
そしてここでのスケジューリングが成功の9割を占めます。
うまくいけば、テスト直前まで2-3時間/日の勉強で乗り切ることも可能です。
ポイントは以下3点です。

1.テスト勉強はテストの4週間前(1か月前)から始める

ちょっと早いと感じるかもしれませんが、テスト勉強は4週間前から始めます。
初日に行うことはこのスケジュールを立てるという作業です。
しかし皆さんが想像するような、毎日5-6時間、睡眠時間を削って勉強、という追い込んだ勉強ではなく、2-3時間程度/日で構いません。
「ちょっとずつ、早めに始める」というのがポイントです。
※当初9月上旬にリリース予定でしたが、想定より本記事のリリースに時間がかかってしまいました、、、本当にすみません>_<

2.前半2週間はインプット、後半2週間はアウトプットに充てる

4週間前からちょっとずつ始める勉強も、
漫然と進めるとダラダラとしてしまい効果が出ません。

そこでポイントになるのが
「テスト2週間前までにインプットは一通り終了、
 直前2週間はアウトプット(+苦手つぶし)に充てる」
ということです。

テスト2週間前までに、次回テスト対象となる範囲については、
教科書/プリントの再読、問題の解き直しを終え、
暗記すべきポイントの書き出しなどを終えるように計画してください。

もちろんテスト4週間前ですから、
まだテスト範囲は発表されていないでしょうし、
そもそも授業も該当範囲まで終わっていないでしょう。

それでも、テスト範囲についてはシラバスや進み具合で予想し、
授業で習っていない分野は予習のつもりで該当範囲の勉強を進めてください。
すると授業が復習の機会となります。

そして、一通りのインプットを終えた直前2週間前。もちろん
「一通り目は通したけど、まだ覚えきれていないなー」
「理解が浅いところがあるなー」
という状態かと思いますので、
ここからは「問題演習と暗記を中心にもう1周」していきます。以下具体例です。
・教科書傍用問題集の該当分野の演習
・授業プリントの再々解き直し
・暗記が必要な箇所の音読
・自分の持っている教材(塾の教科書や通信教育の教材など)の演習
※ちなみに上述の陸上部の男子生徒は部活内で定期テストの過去問をストックする文化があったため、それを解いていました。

3.スケジュールは一日まで落とし込む

上記2点に気を付けながらスケジュールを組みますが、
予定は1日単位まで落とし込んで下さい。
「2週間の間でこれをやる」、「今週末までにここまで」ではなく、
その学習範囲を日数で割り、「平日は頑張っても2時間しか無理だな」など、
現実的に勉強可能な時間を考えながら
「この日にはコレをやる」とスケジュールを一日単位で決めていきましょう。

ここまでを踏まえて、英語(リーディング)で作ったスケジュール例は以下の通りです。

【科目】英語(リーディング)
【試験範囲】チャプター5~9(全40ページ分)、授業プリント5枚分
【試験日】10月19日~23のどこか1日

英語のみのスケジュール例のため、毎日勉強時間を確保するパターンで作っていますが、
ここは他科目も踏まえた全体のボリュームの多さや得意・苦手、他科目とのバランスで調整すればOKです。今回は直前期は英語の比率を下げて、他の科目を重視するような例にしています(音読だけなら30分もしないで終わるはずです)。

上記をテスト科目全体に関して作ってスケジュールを組みます。
英語は軽め、数学が重め、等であれば数学は毎日勉強し、
英語は3日に1回などで計画を立てましょう。

②繰り返しがモノを言う(自分を客観的に捉える)

「ただのテスト勉強」になるか、「受験まで使える知識」として定着するかは
「繰り返せるかどうか」にかかっています。
これは脳科学の観点から非常に重要なポイントです。

脳の中に入ってきた情報に対して「短期記憶」「長期記憶」の振り分けをしているのは脳の海馬と呼ばれる部分です。
長期記憶に入ると、数か月~数年経っても思い出すことができ、
勉強で言えば「定着」した状態と言えます。
しかし、脳が一度の体験で長期記憶に出来るものは非常に限られていて、
「生命に危機をもたらす大切なもの」や「強く心を動かされたもの」です。
勉強で生命が脅かされることはないですし、
教科書読みながら感動して涙を流すことはありません。
そのためどう頑張っても通常の能力の人間は
学習内容を一度で記憶することは不可能です。

ではどうするかというと、脳を騙せばいいのです。
騙す方法は「何度も同じ情報をインプットすること」。
すると脳は
「(一度目)この情報は命の危険もないし、感動もしないから、短期記憶にしよう」
 ↓
「(二度目)前にも見た情報だ。うーんでも命に危険はなさそうだから短期記憶にしておこう」
 ↓
「(三度目)こんなに短期間に3回も来るなんておかしいぞ。これはきっと大切な情報の可能性があるからやっぱり長期記憶にしておこう」
というように海馬を騙して長期記憶にします。

実際に海馬が上記のように感情を持っているわけではありませんが、嘘のような本当の話です。
「繰り返しが大事だ」とよく言われるのは
「脳に大切だと思い込ませるには繰り返さないといけない」ということです。

③バッファの時間を取る(想定外に備える)

上記のスケジューリングにも関わりますが、
予定を「キツキツにし過ぎない」ということは非常に大切です。

例えば上記のリーディングのスケジュール例だと
◆直前2週間からの音読の時期、
◆テスト直前1週間の部活停止時期
はかなり勉強内容が軽めです。

「勉強してみたら、めちゃくちゃ苦手な問題を見つけた」
「思ったよりも覚えるのに時間かかるな」
という事態のためにも余裕のあるスケジュールが大切です。

もちろん予定通りに勉強が進んで、苦手な問題もなさそうであれば、
テスト直前期であっても軽めの勉強で終えればいいのです。
バッファの時間を取ることは成功のポイントの1つです。

④勉強時間の確保(隙間時間の活用)

ここまでスケジューリング、脳科学的な学習アドバイスを書いてきましたが、
そもそも勉強時間が確保できていなければ仕方がありません。

テスト直前の部活停止時期や土日は当然勉強する前提ですが、
平日は部活をしていてなかなか時間が取れない方もいるでしょう。
そういった方にお伝えしたいのは
「勉強は机についていなくてもできる」
ということです。具体的には隙間時間と呼ばれる時間を活用することです。

・通学の電車やバスの中(10分)
・休み時間(10分)
・部活が始まるまでの時間(15分)
・食休み後のソファーで過ごしている時間(15分)
・寝る前のベッドの時間(20分)など

上記の時間を確保するだけでも毎日70分の勉強時間が生まれています。
これをテスト4週間前からコツコツ続けていれば、
それだけで30時間以上の勉強時間が確保できます。

また勉強方法についても
「目で見て、ノートに書いて…」というやり方に縛られる必要はありません。
おススメは「音読して録音 ⇒ それを聞き流し続ける」という方法です。

これならば移動中もずっと音読しているようなものです。
私も「明日までにこの台本を覚えなければ」という時は、
スマホに録音して電車、飛行機、バスに乗っている間は
ずっと聞き流して覚えるようにしています。
※くれぐれも没頭しすぎて事故に遭わないように気を付けてください、、、

⑤一夜漬けは百害あって一利なし

ここまで書いてきてお分かりかと思いますが、
直前にどうしても間に合わなくて一夜漬けで勉強…というのは最悪です。
どんなに最悪か、以下列挙します。

《一夜漬けのデメリット》
・短期記憶のため、テスト終了後に一瞬で忘れる
・3,4日目あたりからきつくなり、結果妥協して失敗しがち
・受験勉強で後日また同じ場所を一からしっかり勉強しないといけない
・睡眠不足で体調最悪(肌荒れ、くすみの原因)
・「計画性がない人」という周囲からの低評価と自己嫌悪・自信喪失

おわりに

以上です。だいぶ長くなってしまいましたが、
計画的に勉強することがどれだけ最強か、ということが少しでも伝わって勉強へのやる気が高まっていれば嬉しく思います。

ぜひ「定期テスト改革!」を起こして、
テスト勉強をきっかけに学生生活を変えてみてください^ ^

今回は以上になります。お読みいただきありがとうございました。